1.Wish
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
I wish, my wish
When I wish upon a star
星に願いをかけたの
I wish, my wish
my dream comes true
巡り逢えるように
琥珀の雲に咲く
ひかりの花園
目に見えない花が
白い羽根になって
そっと肩に落ちてくる
眠るあなたの顔
見つめてるだけで
こんなに優しくて
こんなに泣きそうで
胸があつい気持ち
どんなふうに
伝えたらいいの
I wish, my wish
小さな頃に
星に願いをかけたの
I wish, my wish
大切な人に
巡り逢えるように
私はあの夜から
あなたを探していた
色褪せないものは
未来(あす)を祈る声
“願い”は争って
勝ちとるものじゃない
誰の上にも ほら
輝いて広がるわ
天空(そら)が
I wish, my wish
愛する人を
ぎゅっと抱きしめた腕を
I wish, my wish
伸ばせば星に
届くかもしれない
あなたがそばにいれば
どんな勇気も持てる
I wish, my wish
When I wish upon a star
いつかあなたとふたりで
I wish, my wish
our dreams come true
同じ夢叶える
ねえ その時のために
きっと生まれてきたの
I wish, my wish
小さな頃に
星に願いをかけたの
I wish, my wish
大切な人に
巡り逢えるように
私はここでずっと
あなたを待っていたの
2.夢のあとに apres un reve
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
しずかな夜に
眠りかけるのを
そっと揺り起こす
月の指先よ
失くしたはずの
ぬくもり
思い出すようで
おやすみ おやすみ もう
おやすみ 胸の欠片(かけら)
明日は 明日は やさしいから
夢のどこかで
出会いし人の
その移り香を
いつまでもさがすよ
真白い百合が
似合うでしょう
恋の枢には
※さよなら さよなら もう
さよなら 遠い昨日
明日は 明日は やさしいから※
ほのかに青く
刻は降りつもる
草に埋もれし
日時計の上にも
きれいな影絵が
窓で
手招きをしても
お眠り お眠り もう
お眠り 胸の欠片
二度と 二度と
目覚めぬよう
(※くり返し)
3.ピアニィ・ピンク
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
あでやかに咲いた
ピアニィ・ピンク
あたりいちめんに
色褪せた頬の私を 染めておくれ
恋を したらひとりきりでも
小さな胸が事件であふれちゃう
こっそりあなたを
見つめるそのたびに
世界が息づいた
朝つゆに光る
ピアニィ・レッド
炎みたいね
弱さにうつむいた日々を燃やしておくれ
誰にだって優しいあなたを
くやしいけれど誇りに 思っちゃう
女の子は皆
秘密の花園で
綺麗になってゆく
清らかに歌う
ピアニィ・ピンク
ときめく吐息
裸のくちびるそっと蝶々が触れた
あなたの瞳に
誰より
ああ残りたい
あでやかに競う
ピアニィ・ピンク
あなたのために
笑顔が いちばんすてきな私になる
あでやかに咲いた
ピアニィ・ピンク
私のために
笑顔が いちばんすてきな私になる
4.月夜のピエレット
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
曇りかけた 空を見上げ
夜の息の 冷たさに
手を伸ばせば あなたがいた
昨日さえも 遠くなるの
あなたの夢まで
出掛けてゆきたい
パラソル回して
銀色影絵の
つなわたり 恋の径
あなたの窓辺にそっと腰かけて
おやすみの投げキッス
明日 逢いに来てね
まだふたりは 見つめるたび
恋におちる季節でも
雪のときも嵐もある
ずっと 駆けてゆけるかしら
離れてるだけで
泣きたくなるから
※月夜のピエレット
瑠璃色螺子巻
くりかえすセレナアデ
あなたのこころに
音符の星たち
きらきらと降りつもる
明日 きっと晴れよ※
パラソル回して
銀色影絵の
つなわたり 恋の径
小さな不安はうずめてしまおう
ゆらゆらと踊るように
生きていたい
(※くり返し)
5.Anniversary of Angel
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
ブルーベルの空に
粉雪が舞ったら
それは天使の羽根よ
胸の痛みを 撫でましょう
逢えない人 想い
うつむいてばかりの
そんな あなたのために
今宵 呪文を かけましょう
雲の上から 見ていたの
あなたのこと ずっと
Anniversary of Angel
凛ときらめく
夢におやすみ
もう泣かないで
Anniversary of Angel
闇のなかでも
透明すぎる
やさしい心
小さな涙が
わたしを呼び覚ました
頬染める 希望と
交差する 不安を
リボンのように結び
勇気のベル 鳴らしましょう
春の息吹も すぐそこで
足踏みしてるよ
Anniversary of Angel
きっとすてきな
恋に出会える
ほら顔あげて
Anniversary of Angel
すべての瞬間(とき)が
祝福に満ち
誰より綺麗に
かがやく日がいつか
あなたを迎えに来る
Anniversary of Angel
けさ神様に
お願いしたの
地上(ここ)に来ることを
We are alone,
We are angels
だってわたしは
もう一人の
あなただから
ふたりがいっしょになる
あなたがあなたになる
Anniversary of Angel
凛ときらめく
夢に暮らそう
笑顔が似合う
Anniversary of Angel
すべての瞬間が
祝福に満ち
誰より綺麗に
かがやく日がいつか
あなたを迎えに来る
6.天使に寄す
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
天界は今 はるかなる
湖のように
汚れなきその心を
地上へと 映し出す
目覚めよ 天使
さあ 瞳をあけ
濡れた翼は
月の光に
ひらくでしょう
生きとし 生けるもの達の
祈り声は風
命の樹木を揺らして
空をふるわせる時
目覚めよ 天使
さあ 腕をのばし
小さな手のひら
抱えきれない
愛がある
謳えよ 天使
永遠なる調べを
いつか翼は
誰かの夢を
抱きしめる
目覚めよ 天使
その 薔薇のえくぼで
絶え間なく流れる
涙を止めるため
7.コッペリアの柩(Noir Ver.)
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
黒い太陽が
沈まぬ街で
誰もが黙って
奇術めき働く
金属の壁に
囲われた部屋
私は朝まで
死んだように眠る
あなたが見えない
この眼は見えない
我ら造りたまいし神
コッペリアの柩
人は踊り疲れた人形
祭壇の羔
機械仕掛けの夢は
どこに向かってゆく
世界の終わりを
予言が告げる
隣人の扉を
兵士たちが叩く
幾千の指が
翼のように
折られ畳まれて
祈りだけが昇る
あなたに会えない
ここでは会えない
我ら救いたまえる神
コッペリアの柩
流れる涙はもう枯れ果て
血に飢えた孤独
死は天使の和毛の
匂いをさせて舞う
それでも触れたい
この手で掴みたい
我ら護る唯一の愛
コッペリアの鼓動
生きることは痛みを知ること
脱ぎ捨てた靴を
もう一度踏みならし
迷わず歩き出す
コッペリアの柩
暗闇から目覚める光よ
祭壇の羔
螺旋の途切れた夢は
どこに向かってゆく
8.apre le noir
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
Cheri, mon amour
夢で逢う
私はどんなふうに微笑うの?
Tu vois lumiere
あなたは
かがやく私しか
見てない
Que fais l'amour ろうそくも
届かない深い闇に
もうひとりの私がいて
いつでも あなたの
まなざしを求めてるのに
Je t'aime, je t'aime
囁きが
唇に触れるたび
Je vois noir
小さな痛みが
胸を熱く 塞ぐ
Que fais la vie 甘い薔薇
その陰の棘のように
傷つけ合うときが来て
すべてが 消えること
蕾の日から知ってても
Que fais l'amour, et que fais la vie
もう何にも言わないで
答えは愛しい 瞳の奥にあるはず
だからこうして
恋人たち 見つめ合うのね
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う
眠らぬ街は永久に 未来なき明日を追う
私はひとりで 瞳ひらく夜
闇の奥でいつまでも
紅ゆれる残り火のように
鎧まとう心にも
くすぶった想いは消えず
ああ すべてを燃やすほど
情熱の炎のなか
生きていたいと
眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う
行くべき道がどこへ 続いていたとしても
いつかあなたに たどりつける
群れなす羊たちの 見上げる遠い空
はかない幸せより もっと大事なものを
この手につかむと 信じているから
革のコートに隠し持つ
弱さを彩るための刃
あなたの腕に抱かれて
こぼす涙で溶かしたい
ああ 命に代えてまで
守りたいものを人は
まだ持っているの
天には神はおらず 地上は荒れ狂う
めくるめく欲望の 王に仕えし民は
虚無をかかえて通り過ぎる
汚れぬ心の中 あなたを想っている
汚れたこの世界で 出会える愛はきっと
他の何よりも 光り輝くだろう
眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う
行くべき道がどこへ 続いていたとしても
いつかあなたに たどりつける
群れなす羊たちの 見上げる遠い空
はかない幸せより もっと大事なものを
この手につかむと 信じている
眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う
眠らぬ街は永久に 未来なき明日を追う
今日もひとり 瞳とじて
汚れぬ心の中 あなたを想っている
汚れたこの世界に 生まれる愛はきっと
他の何よりも 光り輝くだろう
10.月蝕グランギニョル
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
頭上には星屑 墜ちるは奈落の底
幕開きし暗黒グランギニョル
死と生が手を取り踊り巡る
欲望カルナバル 誰もが群れのなか
孤独に耽り いけない夢を見る
今は廃屋
黄金塔の遊戯場で
甘き追憶
髑髏の眼窩に探る
錆びつく短剣を
拾い上げ この胸に
向けて翳すたび
赤き血が
生きる痛みに滾る
極彩の楽園 独裁者の庭園
時は一千一夜 魔の都
グロテスクな街に 眠れる君は王女
少女サクリファイス 透明な翼で
無垢なる魂
黎明を迎えよ
着飾りし罪
戦慄の舞台上で
演ずるは罰
聖裁の喝采はなく
横たわる君の
薔薇色のぬくもりは
この虚無に捧ぐ供物なれ
朽ちゆく花の薫り
幻覚の満月 残酷なる太陽
終わりなき月蝕グランギニョル
堕天使と悪魔が手を取り踊り嗤う
覚醒マスカレイド そして誰も独り
孤独にふるえ 恐怖を思い出す
極彩の楽園 独裁者の庭園
時は一千一夜 魔の都
グロテスクな街に 眠れる君は王女
汚れることなかれ 清らなる微笑よ
頭上には星屑 墜ちるは奈落の底
幕は閉じ暗澹グランギニョル
死と生が 抱き合い踊り果てる
陶酔ニルバーナ 人びとは叫ばん
神の言葉を 世界に光りあれと
11.未來のイヴ
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
ケミカル・スコープで
覗いて 朝まで
禁忌などない
お気に召すまま
解剖学的に愛して
都市は巨大な
実験場なの
不用になれば
すぐに消される
情熱に生き急いで
地下室にエデンの園
奪い合う 幸福は 幻
未來のイヴ
メフィストフェレスの
骨から生まれた
涙もないアンドロイドの
堕落の女神よ
あなたの林檎
舐めさせて 齧らせて
含ませて 罪の味を
金属の脳には
めくるめく恍惚
天使のままで
死に絶えていった
少女たちの記憶なの
誰もが変わらぬ
決められた運命
無情の神に
隷属の日び
ほんとの自由などない
信じられるモノはここに
横たわり微笑む肉体
理想のイヴ
科学者達が
すべてを注いだ
愛 操る 電子仕掛けの
安息の娼婦よ
誘惑の蛇
まさぐって突き刺して
さぐらせて 闇の奥を
あなたの瞳に 見つめられて
紅玉の胸 鼓動が鳴り出す
わたしはイヴ
メガロポリスの
妄想で育った
汚れ知らぬアンドロイドよ
やさしく抱きしめて
未來のイヴ
メフィストフェレスの
骨から生まれて
涙を知るアンドロイドは
恋する女よ
あなたの林檎
舐めさせて 齧らせて
悟らせて 生きる意味をもっと
12.地獄の季節
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
ああ祈りの
季節がはじまる
盛りの炎が
消えたこの世の
最後の種子から
生まれ落ち黄昏に
育った子らよ
純粋の闇
真実の夜
その底に潜む
月光は獣道
本能の声が呼ぶ
銃をかまえて
aller a la chasse
夢を狩り出す手解きを
指に食い込むダフネの花
まだ見ぬ母の子守唄
身体中を熱く巡り
ひかれ合う血と蜜
もっと強く啜ってごらんよ
ここに湧く享楽の美酒を
死を抱くよりも
恐れるものは
揺蕩う時間に
流されて魂が
老いてゆくこと
求めもしない
救えもしない
未来に望むのは
愛よりも美しい
めくるめく滅亡
翼をもいで
aller a la chasse
君を飾ろう檻の中
噎び泣くのは鞣しの肌
不在の父に恋い焦がれ
白い胸を輝かせる
癒えることない疵
もっと深く抉ってあげよう
そこに在る悲しみの果実を
剣をたてて
aller a la chasse
君を抱いても終わらない
鏤められた野獣の罠
異端の神を仕留めよう
銃をかまえて
aller a la chasse
夢を狩り出す手解きを
指に食い込むダフネの花
まだ見ぬ母の子守唄
身体中を熱く巡り
混じり合う血と蜜
いくつでも齧ってみせよう
甘やかな苦しみの果実を
ああ実りの地獄の季節で
僕らの永遠よ!
作詞:arika takarano
作曲:mikiya katakura
嘆キノ壁ハ 積ミ上ゲラレテ
愚カノ神ハ 奉ラレル
生きるは毒杯 杞憂の苦しみを
飲み干す術を誰が授けよう
太陽に棲むと云う賢者の鷲
羽搏きだけが谺する
この双つの眸に宿った
闇と光 その何方で
僕は未来(あした)を
見つめるべきなのだろう
渇き切った瓦礫の街
点と線を繋ぎ合わせ
意味など無い事ばかり
溢れてゆく
炎のごとき孤独
抱く體 鎮めては
暗渠へと滴ってく雫
掲げる毒杯 この生は満ちても
焦がれる死の夢は流れ着く
砦に喰い込む爪 孤高の鷲
羽搏きだけが舞い上がる
あの蒼穹に礫刑にしてくれたまえ
天と地が結ぶ場所に僕は立つ
花実のような記憶たちは
焼かれ爛れ抜け殻だけ
あの日の魂は
何処へ行ったのだろう
冷たい膚 寄せて触れて
胸の傷と傷を合わせ
再び辿るべき地図
ここに刻む
世界は見えぬ翼
その黒影(かげ)に隠された
純白の一羽 射止めよ
生きるは祝杯 口移しの快楽
渇く嗤いも息も絶え絶えに
まぐわいあう慰みの掌に
虚しさだけが膨らんで
ああ玉砕と美しく散りゆくならば
恍惚の先にはまだ君が居る
嘆キノ壁ハ 突キ崩サレテ
愚カノ民ハ 鏖サレル
生きるは毒杯 愛する哀しみを
飲み干す術を誰が授けよう
月下に眠ると云う静かの鷲
啼き声だけが舞い降りて
掲げる祝杯 わが生は満ちても
果敢ない死の遊戯は果てもなく
砦に喰い込む爪 孤高の鷲
羽搏きだけが舞い上がる
あの蒼穹に礫刑にしてくれたまえ
罪と罰を生む時代(とき)を僕は視る
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